役に立つ薬剤師を目指して
初記事です。
今回は私の思いを書いていきます。是非、最後まで読んでください。
薬剤師になって早10数年。
私には、薬学部に入ったときからの目標があります。
それは、「人の役に立つ薬剤師になる」こと。
国家資格を持つってそういうことだと思っていました。
でも、いざ調剤薬局の現場で働き始めて、「人の役に立っている薬剤師」に出会うことがほとんどありません。
みんな、処方箋の薬をいかに早く渡すか、いかに早く薬歴をかくか、そんなことに重きをおいていて、患者さんも「薬局は薬をもらうだけのところ」というふうにしか思っていないことを嫌でも見てきました。
もちろん、処方箋の薬を早く正確に患者さんにお渡しすることは大事なことです。
ですが、患者さんの立場にたって、必要な情報が届けられていない状態が、患者さんに「薬局は薬をもらうだけのところ」という認識を植え付けてしまった、と思っています。
これは、薬剤師が処方箋の薬を渡すときにしか患者さんにかかわらなかった結果でもあると思います。
現在は、投薬後フォローもあり、患者さんが薬をもらったあとのことも追跡するようになりましたが、まだまだ不十分だと思います。
地域の中で薬剤師が役に立つ、と認識してもらうために何が必要か?
考えた結果、私は薬局の外に出て活動することを選びました。
いわゆる地域活動です。
ありがたいことに、私の地域では地域活動に熱心な自治協議会があり、そのつながりで公民館などで出前講座などを行わせてもらえることになりました。
薬局の外に出たことで、普段、私がいる薬局を利用されたことのない方とも知り合うことができました。
そして、数年前、私がいる店舗の地域で事業所ネットワークの立ち上げがされました。
私はチャンスだと思いました。
というのも、一つの事業所にできることには限りがあったからです。
ほかの薬剤師からは、わざわざ自分の仕事を増やしに行かなくても、と言われましたが、いろんな人と関われる機会が得られて私は嬉しく思ったのです。
なにより、薬剤師の世界は閉鎖的で、他職種と関わることも極端に少なったので、ほかの職種の方と関われることも私にとってはありがたいことでした。
ところが、いざ活動を始めようと話し合いを重ねているさなかにコロナが蔓延し始めてしまい、活動はとん挫してしまいました。
とはいえ、事業所ネットワークがなくなったわけではありません。
今年、やっとGW明けにコロナが5類相当になりました。
やっと人が集まり、活動することに制限がなくなったのです。
これから地域での活動が活発化してくるでしょう。
そのとき、薬剤師もその輪にいれてもらえるように、積極的に顔を出し、参加し、「薬剤師って役に立つじゃん」と思ってもらえるようにこれから頑張っていきたいと思います。
このブログはこれから先、そういった地域活動の報告なども書いていきたいと思います。
ほかの地域で頑張られている薬剤師の方ともつながりをもちたいです。
情報共有して、薬剤師の地位を高めていきましょう!!
コメント、メッセージお待ちしております。