6/27 塩浜の集会所でお話ししてきました。
皆さん こんにちは? 薬剤師の村岡です。
6/27(火)13:00~14:00
塩浜の集会所に呼ばれて
疲れと睡眠をテーマにお話をしてきました。
疲れとは何か、
どう解消したらいいのか?ということを主軸に寝るためにはどうしたらいいのか?という話です。
疲れを解消する方法とは皆さんご存じのとおり「寝る」ことです。
そもそも、疲れの原因とは何なのでしょう?
疲れとは「活性酸素」がたまった状態です。
人はストレスを受けるとコルチゾール、というストレスホルモンが作られてしまいます。
本来、人は疲れたら眠って休息をとらないといけないのに、この「コルチゾール」という物質は「まだ頑張れる」と体を錯覚させてしまうのです。
皆さんも疲れていたのに、急にやる気がみなぎって頑張れてしまうことがありませんか?
それ、コルチゾールのせいかもしれません。
ですが、身体は「休みたい」状態ですので、一時的に頑張れていても、急に体はガス欠のような状態になり、何もできなくなってしまうこともあるかもしれません。
先ほど話にでてきた活性酸素ですが、この活性酸素が多いとコルチゾールが多く作られてしまいます。
なので、疲れをとるためには活性酸素を消す必要があります。
「抗酸化作用」という言葉を聞いたことがある方もいらっしゃると思います。
代表的なところでは、ビタミンCやクエン酸ですね。
そのほかにもビタミンEなども有名だと思います。
ビタミンCやクエン酸は水溶性といって、水になじみやすい物質です。
血液中の活性酸素には働きかけられますが、細胞の膜は脂溶性、といって、水になじみにくいものです。なので、細胞の中にたまっている活性酸素には働きかけにくくなります。
そこで、皆さんに知ってもらいたい物質があります。
DHMBA(ディーバ)(3,5-dihydroxy-4-methoxybenzyl alcohol)です。
このディーバ、水にも油にもなじみやすい性質を持っています。
そのため、血液にも細胞の中にも働きかけることができます。
詳しいことは、ディーバといえばワタナベオイスター研究所
DHMBAとは|ワタナベオイスターDHMBA(ディーバ)ゼリーS公式サイト|渡辺オイスター研究所 (oyster.co.jp)
こちらのサイトをご覧になってください。
活性酸素が減ることでコルチゾールの産生が減り、睡眠もとりやすくなります。
次は、睡眠導入剤を飲んでいるけど、それでも眠れない、薬だけが増えてしまう、
そんな相談に対してです。
私は薬で眠ることが悪いことだとは思いません。
ですが、薬にだけ頼っても、思ったとおりの睡眠はとれないと思っています。
皆さんは寝たあとどうなっていたいですか?
私は「眠気がとれて、すっきりした状態」であってほしいと思います。
ところが、いわゆる睡眠導入剤は寝つきをよくしてくれますが、眠りの質を改善してくれるわけでありません。
睡眠導入剤は深い眠りを与えてくれるものではありませんので、眠ってもすっきりしない、寝た気がしない、と言われることがよくあります。
では、ぐっすり眠るためにはどうしたらよいか?
まず、日中に体を動かし、身体を疲れさせることが大事です。
身体がつかれていない状態だと、うまく眠りに入っていけませんし、眠りも浅い状態になってしまうことが多いようです。
次に、適度なストレスを受けることです。
嫌なことをしてください、というわけではありません。
ここでいうストレスとは外部から受ける刺激のことになります。
運動をしたり、人と話したりするということも、いい意味でのストレスになります。
また、ひとり暮らしの方に多いのですが、お風呂はシャワーで済ます、という方、是非入浴(湯船につかる)をしてください。
身体がほてった状態から体温が下がってくるとき、人は眠たくなります。
入浴で体を温め、その後ほてった体が冷えてくることで心地よく眠りに入ることができます。
温まった血液がからだを1周することで、身体を芯から温めることができます。
15分程度は湯船につかりましょう。
もし、そんなにお風呂に入っていられないよ、という方は炭酸系の入浴剤を使ってください。
そうすることで、もっと短い時間でも身体を温めることができます。
しっかりねむりたい、でも薬には頼りたくない。
そんな方、まずは生活習慣を見直しましょう。
改善ポイントがあるかもしれません。
それでも眠れないとき、薬剤師にも頼ってみてください。
サプリメントや漢方薬などで眠れるかもしれませんし、生活習慣のアドバイスができるかもしれません。
本日は雨が降りそうな天気だったためか、参加者さんはちょっと少な目だったようです。
来てくださった方は熱心に話を聞いてくださいましたし、質問も多かったと思います。
睡眠は人にはなくてはならないものですから、関心も大きいテーマだったのだと思います。
私は福岡市東区奈多、という地域で働いています。
この奈多(なた)と、近隣の三苫(みとま)、和白(わじろ)を中心とした校区で事業所ネットワークが立ち上がり、「みなわネット」として活動しています。
私は薬剤師ですが、介護や医療にかかわるいろんな職種の方が参加しています。
いろんな専門職が知恵を出し合い、暮らしやすい地域にしていきたいと活動しています。
何か困ったことがあったときに相談してもらえるように、普及活動も進めています。本日のような出前講座へも都合があえばでていきますので、気軽にお声かけ頂きたいと思います。
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